2012年 03月 13日

久々の更新です。
僕はSFというジャンルがとても好きです。
というのも、SF的な発想、つまり人の思考をがらっと書き変える様なスタンスというものに、エンターテイメントとしての可能性を強く感じるからです。
SFという発想を使えば、どんな物語でも相対的な視点を持ち込むことができるんじゃないか、という風に僕は考えているってことです。
こういうことを、藤子不二雄両氏、安部公房、筒井康隆、星新一らの作品から、漠然とですが長年考えていました。
そして、先日自分が考えてたことを、遥か昔、SFというジャンルの黎明期から考え、実践し、大きな功績を残した巨匠の一冊の本に出会いました。
小松左京の『SF魂』です。
『日本沈没』をはじめ、数えきれない程多くの著作がある小松左京。
そんな氏の、SFというジャンルへの想いを綴った半自伝的な作品が『SF魂』なのですが、これがとにかく最高に面白かったです。
終戦直前の文化史を綴った記録としても興味深いし、なんといっても小松氏のSF観がハッキリと現れた文章にとても共感しました。
SFの視点にたてば、あらゆる形式の文学を、 ー神話、伝承、個展、通俗すべてのものを、相互に等価なものと見なすことができる。このことはやがて<文学の文学性>を、実体概念でなく、機能概念として見る見方に導く。
まさにです。
ここで語られているSFの可能性というのは、HIP HOPというアートフォームも、同じように持っていると思います。それが、自分にとってのHIP HOPの魅力なんでしょう。











